陥没乳首は手術を行うことで治すことができるので、コンプレックスを抱えている人や赤ちゃんに母乳を与える際に不安を感じている場合には手術をうけることをおすすめします。
しかしながら陥没乳首を治す手術は事前にしっかりと担当医とコミュニケーションを取っておかなければ思わぬトラブルが生じてしまうリスクもはらんでいます。
具体的にはどのような情報を共有しておくべきなのでしょうか。
詳細などについて詳しく解説を行っていきます。
手術を検討する理由の擦り合せ
陥没乳首の手術を行う差に真っ先に取らなければならないコミュニケーションの一つが手術を受ける理由や意見を一致させることになります。
陥没乳首を治す手術は比較的成功率は高いとはいえ一定のリスクがありますし、できることなら切開せずに治したいと考える医師は少なくありません。
また今後授乳の予定があるなどの理由があれば保険が適用されて最小限の自己負担で治療ができますが、美容目的の場合には保険が適用されず自由診療扱いとなってしまい治療費は全額自己負担となってしまうこともあります。
できる限り金銭的な負担を減らしたい場合には美容目的ではなく、授乳が困難であることが理由であることを医師に伝えるとともに保険が適用されるように理由を医師とすり合わせておくことが大切になります。
保険が適用された場合の自己負担額はおよそ4万円から5万円程度ですが、保険が適用されなかった場合にはこの3倍以上の費用がかかってしまうことを念頭に置いておきましょう。
持病や過去の治療歴の共有もしっかり
手術を受けるにあたって理由を医師とすり合わせておくことと同等以上に大切と考えられるのが、持病の有無や過去の病歴や治療歴を伝えることになります。
一般的に陥没乳首の手術は局所麻酔をおこない、該当部分を切開して乳首を外側に出すのですが、持病を持っている場合には局所麻酔が利用できないケースもありますし、過去の病歴や治療歴によって最適と考えられる施術の方法が違ってくるのです。
もしも正確な情報を医師と共有しないまま施術に臨んでしまうと失敗のリスクが高まってしまうばかりか、思わぬ二次感染トラブルなどが生じてしまう恐れがあるのです。
逆に医師と事前にコミュニケーションを取っていれば二次感染などのリスクを抑えることが出来ますし、施術の成功率も高まります。
また施術後には痛み止めが処方されるのですが現在他に服用している薬などがある場合には痛み止めが利用できないケースもあるので定期的に服用している薬などがある場合にも確実に伝えることが大切です。